コラム

セイヨウビャクシン

June 00, 2016コラムカテゴリ

初夏、葉のつけねに小さなマツカサ状の花が生じる。雌雄異株で雄花は黄色い。
雌花は青みがかった緑色で次第に青黒くなり、肉質の液果となるが熟するまでに3年を要する。
ジュニパーベリーは十分熟してから取り入れる。乾燥は日光下で行うか、風通しのよいところで行う。
使用の直前につぶして用いる。風味が非常につよい。
ジュニパーベリーのオイルはジンの香り付けになっている。
つぶした液果15gを1リットルの熱湯にいれ、浸剤とする。
これを1日1カップのむと、鼓腸、消化不良に効く。利尿を促進する。

©Air Of Fragrance : Miho Yamaguchi

ホソバタイセイ

June 00, 2016コラムカテゴリ

二年生植物。染料用の葉は一年目の真夏に摘む。葉には収斂・止血作用があり、怪我をいやすハーブとして使用された。

©Air Of Fragrance : Miho Yamaguchi

ニオイアヤメ

June 00, 2016コラムカテゴリ

下痢をおこすので、根茎を服用してはいけない。主たる用途は香水や香料の製造。根茎の油はスミレのにおいの代わりによく用いられる。粉末は洗濯のすすぎにしたり、リネンの香りづけにする。

©Air Of Fragrance : Miho Yamaguchi

オオグルマ

June 00, 2016コラムカテゴリ

多年生植物。植えて二年目の秋、根を掘って乾燥する。根はかむと強い苦味がある。ローマ時代にはソースとして用いられ、食前、食後に塩をつけてたべ、消化を助けていた。
根に含まれる刺激性の油は組織を収斂させ、去痰を促す働きがあり、また強い殺菌力をもつ。このため、咳、気管支炎、喘息の治療に、
また消化剤、強壮剤として用いる。用法は乾燥した根1gを1リットルの水に一晩浸し、30分煮出し、さまして1日3回小さなコップに1杯のむ。
にきびの洗い薬としても効果がある。
inula は イヌリンを意味する。
怪我を癒すハーブとして生の葉か乾燥した葉が用いられる。
(※エッセンシャルオイルは薄いブルーです)

©Air Of Fragrance : Miho Yamaguchi

インジゴ

June 00, 2016コラムカテゴリ

有名な染色用植物。鮮やかな青色の染料を作るにはいくつかの製法があるが、いずれも発酵に関係がある。
(※インディゴブルーという色の布などがある)

©Air Of Fragrance : Miho Yamaguchi

トウシキミ

June 00, 2016コラムカテゴリ

ハッカクともいう。葉は大きく光沢があり、モクレンの葉ににる。
花は小さくて黄色い。果実は大形の袋果で熱すと美しい星型になり、各袋果につやのある硬い種子が入る。
取り入れは熟す直前に行い、日光下で乾燥する。
星型の果実、ハッカクには強い芳香のある油がとれる。
アニシードの油と同じものであるが、比べると苦味がつよい。ハッカクは中華料理特有のスパイス。
※シキミとは別植物です。シキミは猛毒です。

©Air Of Fragrance : Miho Yamaguchi

ヒソップ

June 00, 2016コラムカテゴリ

真夏、花が咲く直前に葉と花穂を取り入れて乾燥。
芳香があり、やや苦味のある風味をもつため、脂肪や油の多い肉、魚によくあい、その消化を助ける。
咳、喘息、炎症を伴う風邪に効く。また胃弱を治し、消化を助ける。
新鮮なヒソップ、またはドライからハーブティーを作り、一日数回温めて飲む。
あるいはうがい薬として使用。
ヒソップをいれた風呂やハーブティーはリウマチに効く。
ヒソップ油には殺菌、消毒作用がある。

©Air Of Fragrance : Miho Yamaguchi

セイヨウオトギリ

June 00, 2016コラムカテゴリ

葉に小さい油の点が多数ある。
収斂作用があるハーブオイルと作ることができる。
葉と花をガラスのつぼにつめ、良質の油で満たして1ヶ月間日当たりのよい窓際に放置。その後こす。
このハーブオイルは打ち身、切り傷、捻挫の痛みを和らげる。

©Air Of Fragrance : Miho Yamaguchi

ヒドラスチス

June 00, 2016コラムカテゴリ

多年生の根は太く、鮮やかな黄色である。
野生種は現在はあまりみることができない。
根を薬として用いる。多量に服用すると有毒。

©Air Of Fragrance : Miho Yamaguchi

ホップ

June 00, 2016コラムカテゴリ

多年生のつる性植物。
雌雄異株。雌花は多数密生した丸い頭花でその後、苞が発達してマツカサ状のコーンとなる。
この薄い鱗片状の苞に貴重な成分が含まれる。
つぼみ、若葉は湯がいて苦味をとると食べることができる。
やわらかく若い側芽はアスパラガス同様にゆでるか蒸すかしてたべる。
苞はタンニンを含む。苞の基部の表面には、黄色い粉のような油腺が付着し、ルプリンという苦味物質が含まれる。
乾燥したコーンは丸ごとビールの風味付けに用いられるが保存料としての効果もある。コーンはパンを発酵することにも使える。
ホップのハーブティーは健康によい、用途の広い強壮剤で、ゆるやかな鎮静効果をもち消化をたすけ、食欲を刺激する。

©Air Of Fragrance : Miho Yamaguchi

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