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ナツメグ・メイス
- 英名:nutmeg and mace
- 学名:Myristica fragrans
- 科名:ニクズク科
特徴:
モルッカ諸島の原産。雄と雌の木があるが、
プランテーションには雄は数本しか植えない。
樹皮はなめらかで灰色、葉は長く色濃く、花は淡黄色で小さい。
果実は大きく汁気が多く、黄色い皮をもつ。
その内側がごつごつした種子、ナツメグで鮮やかに赤い肉質。仮種皮のメイスに保護されているのである。
ナツメグとメイスは別々に乾燥する。
乾燥したメイスはオレンジ色でつぶして売られる。
これをブレードという。
ナツメグはカットすると風味が落ちるので
丸ごとかって必要に応じてすりおろすのがベター。
ナツメグもメイスも同じ香りがする。
メイスのほうがつんとして、ナツメグは甘い感じがする。
ナツメグには消化を助ける働きがあり、鼓腸、下痢、むかつきをおさえるのに役立つ。多量に用いると昏睡におちいって危険だが、少量は効き目の穏やかな鎮静剤として作用する。