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スギナ
- 英名:common horsetail
- 学名:Equisetum arvense
- 科名:トクサ科
特徴:
トクサの仲間は丈夫な多年生雑草で、急速にのびる根茎と浮遊性の胞子によって
ひろがり、根絶するのは極度に難しい。
春のはじめ、まず、繁殖用の茎(つくし)がでてきて、その頂端の胞子嚢で胞子がつくられる。
つづいて伸びる直立した茎は長さ約30cm、緑色の茎のほうで真夏に取り入れる。
新鮮な茎は、しぶい塩っぽい味。多量の硅素、その他のミネラル、各種のビタミンを含む。
このため、たくさんの国ぐにで貧血症の治療薬として血を濃くするのに用いられ、また強壮剤としてよく効くとされている。
1日に2回薬湯にしたものが煮出し液を小さなコップに1杯のむ。
乾燥したスギナ25gを600mlの水に2時間浸し、30分煮出して濾す。
スギナは膀胱炎などの病気によく効き、指のつめの白斑をとる。
組織を収斂させて、止血する。濃い煮出し液は園芸用に撒布するとべと病、うどんこ病、さび病その他菌類の繁殖を阻止する。