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カモミール
  • 英名:chamille
  • 学名:Chamomilla species
  • 科名:キク科
特徴:

さまざまな種類があるが、ローマン、ジャーマンが有名。
基本的な性質はすこし違う。花はどちらも医療用として使うことができる。
ジャーマンのほうが薬として用いられることが多い。
これはジャーマン種に含まれる油のほうが濃く、辛味が少ないため。
ローマ種は葉がもつれ合ってマット状になるので芝生にすると香りが楽しめる。
Chamaemelum nobile (ローマンカモミール)は多年生草本で匍匐する。
葉は強い芳香をもち、細かく分かれている。花は初夏から開く。
密に茂った快適な芝生を作るには、花はすべて摘み取り、
ばらばらになるのを防ぐ。
野生のカモミールは、一年生の植物のジャーマン種のほうで、ヨーロッパに自生する。
花はこんもりともりあがり、中心部からたれさがる。
ローマンもジャーマンも強い芳香のある油を有し、とくに花に含まれる油は効力が強い。
怪我や病気をいやし、体をあたため、消化を促進する。
乾燥した花弁の有名な使い方はハーブティー。鎮静作用があり、神経を安定させる。
月経を促す働きもある。鎮静効果は浸出液の蒸気を吸入したときにおこる。
濃い浸出液で皮膚を蒸すと皮膚が消毒させる。
風呂の湯に濃い浸出液あるいは煮出し液をくわえると、体をくつろがせる。
種種の炎症、膿瘍、リウマチには、花を布につつみ、
熱湯に10分つけて、温湿布として当てるとよい。
新鮮な花をつぶし、無味無臭のさらっとした油につけて
そのまま日当たりのよい暖かい場所に放置する。
このオイルはお風呂にいれたり洗顔水に加えたり、
関節の痛みにぬったりする。
金髪の人は浸出液をリンスにするとよい。
カモミールは菜園に植えると、まわりに生えている植物を元気にする。

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